高本采実 先生
近畿大学農学部水産学科を卒業し、在学時はサメやマグロをはじめとした魚の研究に没頭。
現在はSNSや各メディアにて釣りと共に魚の生態をはじめとした豆知識をイラストと共に発信するなど、魚の魅力と釣りの魅力を伝えるために活躍中。
光が当たると、
眼球内の血液が透けて
眼が赤く見える “アカメ”
そんなアカメ、捕食法に少し特徴があります。
ベイト(エサ)を捕食する為には
追いかけ回すか待ち伏せするか
がパッと連想されるイメージだと思います。
しかしアカメはまた別の手法を…
ターゲットとなる魚が泳いでいたとしましょう。
するとその魚の動きに合わせて
ゆっくり浮上し
遊泳パターンをしっかり観察します。
そうして相手のことを探り、
動きが止まったその瞬間!!
ボコーーーッ!!
と水面炸裂!
一気に吸い込んで捕食します。
また興奮状態にある時、
アカメに横縞模様が現れたりもするみたいです。
さて、そんなカッコいいイメージのあるアカメですが…。
実はとっても臆病で警戒心が強いのです!
水槽のふたの開閉音、人の足音など、
些細なことにびびってしまい
一度臆病&警戒スイッチが入ると
しばらく捕食モードは入りません。
そのような特性から
釣ることが難しいといわれ、
幻の魚と呼ばれているのかもしれません。