D.Y.F.Cオンラインアカデミー 4コマ水産学
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オンラインアカデミー

4コマ水産学

高本 采実

高本采実 先生

近畿大学農学部水産学科を卒業し、在学時はサメやマグロをはじめとした魚の研究に没頭。
現在はSNSや各メディアにて釣りと共に魚の生態をはじめとした豆知識をイラストと共に発信するなど、魚の魅力と釣りの魅力を伝えるために活躍中。

4コマ水産学「トラフグ」編

  • トラフグ
  • トラフグ
  • トラフグ
  • トラフグ

冬の王様
そしてフグの王様とも呼ばれる”トラフグ”

実は成長過程によって特徴が変わるんです。

◆生息域
北海道以南の太平洋、日本海、東シナ海、黄海、渤海に分布
(北海道南部〜台湾)

◆適水温
15〜24℃:成長したり、摂餌行動が活発になる適水温
11〜29℃:トラフグが過ごしている水温

◆孵化後の成長
孵化後35日頃(全長13.45〜14.40mm)
:くちばし状の歯が形成される
⇒噛み合いにより斃死が増加

孵化後50日頃(全長24.63〜33.74mm)
:体表の小棘鱗状突起と鱗が完成、皮膚も厚くなる
⇒噛み合いによる斃死が減少

孵化後70日頃(全長50.29〜78.71mm)
:側線感覚器が完成
⇒体長6cmを超えると、低塩分の選択性と底棲性を示し、利用できる餌生物が増える

◆遊泳行動
産卵期(特に4〜5月)を除き、
主に水深25m以浅を遊泳し、時々潜砂行動を行う

秋季は最大水深35〜80m
冬季は最大水深65〜115m
⇒冬季になると沖合へ移動する

普段は表層を遊泳するが
2日に1回は潜砂行動(砂に潜る)をする
砂に潜る理由としては、トラフグは「休息」が主に関係しているのではないかと考えられている。

◆まとめ
〜仔稚魚〜
歯が生えてきた頃に噛み合いをし、
それにより死んでしまうことが増えるが
その後、皮膚が厚くなり鱗が完成することで噛み合いによる死が減る。
また側線も発達していき、食べれるエサの種類が増える。
〜成魚〜
通常は表層や水深25m以浅を遊泳している
が、2日に1回は休息のために潜砂行動をする。

<参考文献>
Hiroshi Nakajima, Akira Nitta and Koichi Fujita(2010)
Seasonal Swimming Behavior and Optimum Water Temperature for Adult Ocellate Puffer Takifugu rubripes Revealed by Using Archival Tags,Aquaculture Science,58(1),85-96

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