高本采実 先生
近畿大学農学部水産学科を卒業し、在学時はサメやマグロをはじめとした魚の研究に没頭。
現在はSNSや各メディアにて釣りと共に魚の生態をはじめとした豆知識をイラストと共に発信するなど、魚の魅力と釣りの魅力を伝えるために活躍中。
今回はキハダのライフスタイル等について
まずは摂餌時間について。
基本的には朝マズメの時間帯によくエサを食べます。
日の出から朝10時にかけてですが
特に朝6:30-8:00がピークタイムです
私たち人間の朝ごはんの時間とほぼ同じですね
そうして朝摂取したエサですが
その日の夕方から夜にはもうエサが何だったのか判別不可か、
消化しきっている程になります
キハダは、夜間よりも昼間の方が圧倒的に活発なのです
次に生息している水深について。
半数の割合で50〜100mの間、
約1/4が0〜50m、100m〜
にいます
が、なんと!
成長し大きくなるにつれて
50mより浅い水深にいる率が増えていくのですϵ( ‘Θ’ )϶
最後に余談です
キハダは半独立性の魚群をなしていたりもするのですが
それ故エリアによって
形態的特徴に少し差があったりします
傾向として、赤道海域においては
東部ほど頭長(上顎先端から鰓蓋後端までの長さ)が大きく、
西部ほどヒレが長いといった特徴があったりするのです