D.Y.F.Cオンラインアカデミー 4コマ水産学
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4コマ水産学

高本 采実

高本采実 先生

近畿大学農学部水産学科を卒業し、在学時はサメやマグロをはじめとした魚の研究に没頭。
現在はSNSや各メディアにて釣りと共に魚の生態をはじめとした豆知識をイラストと共に発信するなど、魚の魅力と釣りの魅力を伝えるために活躍中。

4コマ水産学「オオニベ」編

  • オオニベ
  • オオニベ
  • オオニベ
  • オオニベ

オオニベはニベ科のビッグボス!?

◆特徴
ニベ科の中で最も大型なのがオオニベ。
・成長が早い
・病気に強い
という特徴があります。
暖海水性魚類でもあり、熱帯や暖流の勢力が強い亜熱帯にすむ海水魚です。
国内では特に宮崎県でさかんに養殖が行われています。

◆肉成分
背肉の一般成分は、下記の範囲で季節変動します。
水分:74.5〜76.6%
粗蛋白質:20.2〜21.3%
総脂質:0.9〜1.8%
粗灰分:1.3〜1.4%

総脂質について、オオニベは低体脂質魚種であるにもかかわらず
水温15℃以下となる1〜2月でも摂餌行動がみられるため
水温低下に伴い代謝は低下するが、摂餌した余剰エネルギーが体脂質として蓄積するため
低水温期の方が総脂質が高いです。

◆成長
孵化後から3,4歳まで(若齢時):成長速度は早く全長約800mmに達する
⇒推定4歳で成熟年齢になります
その後5歳まで:成長速度は鈍化
全長約900-1100mm:この頃には横ばい

また、共通してメスの方が大型に成長します。

◆最高年齢
宮崎県沿岸:10歳
オーストラリア南部海域:41歳
南アフリカ南西海域:42歳(極限体長:♀1473mm)

南半球にいるオオニベの方が、年齢・体サイズ共に大きいです。

▷でかい!体強い!成長早い!
南半球のどこかには49歳のオオニベ氏(ビッグボス)がいても不思議ではないですね

<参考文献>
Satoshi Katayama,Yuli Zhu,Kenji Nakanishi
and Masako Nagano(2021) Age and growth of oonibe fish Argyrosomus japonicus off Miyazaki Prefecture,Nippon Suisan Gakkaishi,87(2),117-122

Hiroshi Takeda,Kuraki Kesamaru,Akira Kuroki,Hikaru Yuda and Takurou Yamada(1994) Seasonal Variations in Nutritive Components in Muscle of Cultured Japanese Croaker,Nibea japonica,SUISANZOSHOKU,42(1),179-183

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