高本采実 先生
近畿大学農学部水産学科を卒業し、在学時はサメやマグロをはじめとした魚の研究に没頭。
現在はSNSや各メディアにて釣りと共に魚の生態をはじめとした豆知識をイラストと共に発信するなど、魚の魅力と釣りの魅力を伝えるために活躍中。
今シーズン私もついにデビューしたトンジギ!
のターゲットであるビンナガ
お寿司屋さんではビンチョウの名でも親しまれている魚。
マニアックな知識を知って次回の釣りに活かしましょう
◆遊泳層
表層から中層性(水深400mぐらいまで棲息可)
◆水温との関わり
実はビンナガ、水温変化にかなり敏感です。
◇生活不適温帯:水温〜16.3℃、22.8℃〜
◇選好範囲:水温18..6〜21.5℃(特に19.7℃)
ビンナガは漁獲される水温幅が狭く水温に敏感!
小型から大型サイズになるにつれ、生活水温も高くなっていく傾向がある。
塩分濃度が高めで、水温が安定している環境が好きなのがビンナガなのです
今シーズンもいよいよ終盤となってきましたが、みなさんのトンジギ釣果期待しています
<参考文献>
Tomoyoghi Kokubo and Mitsuya Ogawa and Junichi Takeuchi(2005),Biological Characteristics of Skipjack Tuna and Albacore caught by Trolling Line in Spring 2003,Marine Fisheries Experimental Station Wakayamg Research Center of Agriculture,Forestry and Fisheries 6,159-167,2005