高本采実 先生
近畿大学農学部水産学科を卒業し、在学時はサメやマグロをはじめとした魚の研究に没頭。
現在はSNSや各メディアにて釣りと共に魚の生態をはじめとした豆知識をイラストと共に発信するなど、魚の魅力と釣りの魅力を伝えるために活躍中。
比較的成長が早いカワハギ。
産卵期は5-7月でなんと満1年で成熟し、
産卵するのです。
また成熟魚になれば
オスメスの見分けも簡単!
背鰭の最初のヒレが伸びているのがオス♂
のびていないのがメス♀
そんなカワハギの適水温は
20-25℃なんです。
そして温度によって、
カワハギの肥満度が変わってきます。
◆15℃区
低水温の為、摂餌量が減少します。
しかし呼吸量・代謝量も同時に低下する為、
肥満度は高めなのです。
◆20,25℃区
適水温であるため、
十分な摂餌量があるため肥満度は高いです。
(15℃区と同じぐらい)
また、25℃の時は日間給餌量が最大となり、
それよりも少しだけ低温側では日間成長率が最大となります。
◆30℃区
高水温のため、摂餌量は減少しますが、
呼吸量・代謝量は減少しないため肥満度は低いです。
水温によってそれぞれの理由により
肥満度が変わるカワハギ。
皆さんが釣りへ行く日の水温も要チェックですね。