高本采実 先生
近畿大学農学部水産学科を卒業し、在学時はサメやマグロをはじめとした魚の研究に没頭。
現在はSNSや各メディアにて釣りと共に魚の生態をはじめとした豆知識をイラストと共に発信するなど、魚の魅力と釣りの魅力を伝えるために活躍中。
寒い時期にこそ!釣り人の人気ターゲット、マガレイ
◆摂餌方法について
マガレイは、主に視覚を頼りにしてエサを捕獲している視覚捕食者です。
その為、夜はほとんど摂餌を行いません。
◆摂餌時間について
<釣り人目線で言うと「時合い」について>
季節で摂餌のピークタイムが異なります。
秋:正午前後〜夕方にかけてがピーク
春:①日の出約2時間後ごろから徐々に活動が高くなり、日の出約4〜5時間後がピーク
②日没約3〜4時間前にピーク
◆摂餌量について
秋よりも春の方が摂餌量が多いです。
春・秋で摂餌量が異なる理由として、
エサに対する本能的な要求の度合いや
日照時間の長さの違いが要因の可能性が高いです。
<参考文献>
Toyomi Takahashi,Takeji Tominaga,Tatsuaki Maeda,and Motokazu Ueno(1982),On Diurnal Feeding Periodicity of Two Species of Righteye Floundrers,Limanda herzensteini and L.yokohamae,Bulletin of the Japanese Society of Fisheries,48(9),1257-1264