高本采実 先生
近畿大学農学部水産学科を卒業し、在学時はサメやマグロをはじめとした魚の研究に没頭。
現在はSNSや各メディアにて釣りと共に魚の生態をはじめとした豆知識をイラストと共に発信するなど、魚の魅力と釣りの魅力を伝えるために活躍中。
大人の夜遊び代表イカメタルでお馴染みのケンサキイカ
その際に使うスッテなどの擬餌針を捕まえるまで、具体的にどんな流れで捕まえているのかをお伝えします。
◆擬餌針(スッテやエギなどのターゲット)に対する補足行動
①擬餌針を捕まえます(所要時間約2.3秒)
↓約7秒後
②針掛かりします(所要時間約6秒)
↓約1.5秒後
③補足した擬餌針を持ち去ろうとします(所要時間約7.5秒)
↓約6.8秒後
④ジェット推進を繰り返しながら擬餌針を持ち去ろうとします(所要時間約9.8秒以上)
◆針掛かり具合による行動
・掛かっていなかったり、浅かった場合:
繰り返し補足行動が行われます
・深くかかった後、はずれた場合:
逃避行動をします
シーズン真っ只中のイカメタル、是非お楽しみあれっ
<参考文献>
Mitsuhisa Kawano(2007),Ecology of Photololigo edulis,Bull.Yamaguchi Pref.Fish.Res.Ctr.5,81-98